助産師外来のご案内
当院では助産師外来を開設しています。
みなさんが妊娠中の生活を良い状態で過ごせるように、そして安心して出産・育児ができるように、助産師がお手伝いします。普段気になっていることを助産師に相談してください。
助産師外来の内容と受診料
妊婦健診
中期の妊婦健診(妊娠26週頃)
料金: 医師の妊婦健診と同様に助成券を使用します。
- 料金:医師の妊婦健診と同様に助成券を使用します。
- 医師の許可がある人が対象です。
- 血圧測定や尿検査の他、お腹周りや子宮の大きさを測ります。
- 身体の状態や普段の生活について確認しながら保健指導をします(ご希望がある場合は、超音波画像を見たり、着帯指導をします)。
後期の妊婦健診(妊娠34週頃)
料金: 医師の妊婦健診費に含まれます。
- 医師の妊婦健診後や待ち時間に、お産に向けての準備や母乳育児のことなど、ゆっくりとお話しを聞きながら説明します。
- 「バースプラン(こんなお産にしたい)」を立て、そのために必要な準備を一緒に考えます。
妊娠中・産後の相談
料金 | 2000円 |
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相談内容 | 育児や身体のことなど |
いずれも異常が認められた場合などには、医師の診察を受けていただくことがあります。
助産師外来の日時
実施日 | 毎週月曜日〜金曜日 |
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時間 | 9:00~12:00 13:00~15:00 |
健診時間 | 約30分 |
助産師外来の予約方法
中期の妊婦健診 | 妊娠22~25週頃に主治医か外来スタッフにお申し出ください。予約をお取りします。 |
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後期の妊婦健診 | 妊娠34週頃の医師の妊婦健診と同日に予約をお取りします。 |
母乳相談 産後の相談 |
お電話で産婦人科外来にご連絡ください。 |
院内助産とは
総合病院ならではの安全・安心と、助産院の自然でアットホームな助産ケアを取り入れた分娩システムです。 妊産婦さんが主体となり、自然な流れにそった分娩が行えるよう助産師が主になって立ち会います。 妊産婦さんとご家族の思いを尊重し、安全で快適な妊娠・分娩・産褥経過を送ることができるように助産師がサポートします。
お産に向けての身体づくりや、母乳育児に向けてなど、妊娠中から助産外来でご相談いただけます。 助産師は、法律に基づいて正常な妊娠・分娩・産褥経過であれば助産師の責任において診察・ケアを行うことができます。必要な場合は、すぐに医師と連携が取れる体制を整えています。
ご利用いただける方
医師から許可がある経産婦さんで、院内助産ご希望の方
ご利用にあたっては妊産婦さんとご家族の同意書の提出が必要となります。 ご自分らしいお産や、より自然で安全なお産をするためにも、妊娠中からの健康管理が大切です。 ご自身の力でお産に臨みたいという意志が大切です。
「お産は病気ではない」といわれることがありますが、何が起こるかわからない側面を持つものです。 お産についてのご希望があっても、必要時は変更しなければならないことがあるかもしれません。 院内助産システムの内容、妊娠分娩に伴うリスクについて助産師・医師から説明を受けたうえで、妊産婦さんご本人とご家族が、十分にご理解、納得されたうえで同意書を提出していただきますようお願い致します。
同意書に署名された後でも、お気持ちが変化して通常の医師立ち会いシステムを希望される場合はいつでもお申し出ください。
院内助産の担当スタッフ
産む力、生まれる力を咲かせましょう
院内の助産師から経験豊かなメンバーを選抜しています。 妊娠中からお母さんと赤ちゃんを見守って、あたたかいお産と育児のお手伝いをしていきます。
助産師からのメッセージ
お産は新しい家族を迎えるための大切なひとときです。 ご妊娠中は身体の変化に戸惑ったり、小さな心配がいくつも出てきたりしますが私たち助産師がお母さんと赤ちゃんを大切に見守ります。 お気軽にご相談ください。
当院の院内助産院では・・・
自然で安全なお産を基本としています。順調にお産が進むように、ご自分の力で「産む」という覚悟をもって、妊娠中から一緒に身体づくりをしていきましょう。
妊娠中
医師の診察後、助産師と共に妊娠中の心配ごと・気がかりについて、ゆっくりと時間をとってお話できます。 妊娠後期ではバースプランの作成を一緒に行います。マタニティヨーガ教室に無料で参加でき、身体づくりをサポートします。
お産
助産師立ち会いの出産となります。 家庭的な雰囲気でいのちの誕生を迎えられます。 お産は横向きや四つん這いなど思い思いの姿勢をとり、できる限りリラックスした状態での出産になります。 ご家族の立ち会いができます。
産後
育児相談や母乳相談を行っており、安心していただけます。 1ヶ月健診までに無料で助産師外来を受けることができます。
費用は、医師立ち会いシステムでの分娩料金と変わりありません。
院内助産での医師との連携
助産師は臨時の応急手当を行います。 必要があると判断した場合は、医師が直ちに対応可能です。
会陰切開と裂傷
院内助産では会陰切開は行いません。切開が必要と判断される場合は、医師に依頼します。 表皮の軽い裂傷で出血のないものは、縫合を行わず経過をみていくこともあります。 また必要に応じて、医師・助産師が縫合します。
薬剤投与
分娩時の持続点滴や薬剤投与は行いませんが、出血にそなえて血管確保を行います。 必要と判断された場合は、医師の指示により点滴及び薬剤投与を行います。
ハイリスク分娩への移行
分娩経過中や産後に異常があれば、必要に応じて医師に診察を依頼します。 医師による管理が必要と判断された場合は、分娩室での出産や帝王切開となることもあります。