専門看護師・認定看護師
看護の質の向上を目指して、専門性を追求しています!
当院には、14領域19名の専門看護師・認定看護師が在籍しています。特定の看護分野において必要な教育を受け、高度な専門知識と技術を活かし、患者さま一人ひとりに合わせた質の高い看護ケアを提供しています。患者さまの安心・安全を最優先に、医療チームの一員として積極的に貢献しています。
専門看護師・認定看護師の構成
資格名称をクリックすると、各看護師からのメッセージに移動します。
急性・重症患者看護専門看護師 | 1名 |
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緩和ケア認定看護師 | 1名 |
感染管理認定看護師 | 2名 |
がん性疼痛看護認定看護師 | 1名 |
皮膚・排泄ケア認定看護師 | 2名 |
認知症看護認定看護師 | 2名 |
がん化学療法看護認定看護師 | 1名 |
救急看護認定看護師 | 3名 |
新生児集中ケア認定看護師 | 1名 |
集中ケア認定看護師 | 1名 |
糖尿病看護認定看護師 | 1名 |
精神科認定看護師 | 2名 |
心不全看護認定看護師 | 1名 |
がん放射線療法看護認定看護師 | 1名 |
専門看護師・認定看護師からのメッセージ
急性・重症患者看護専門看護師
すべては患者さんご家族のために 宮澤拓也
2021年に認定を受けました。
当院は3次救急の指定を受けており、救命センターには救急搬送やヘリ搬送、自家用車など様々な来院方法で、患者さんが受診されます。その中でも、特に緊急度や重症度の高い患者さんの重症化の予防や早期回復の支援ができるように、医師や看護師だけでなく患者さんに関わる全ての職種と連携を取りながら、患者さんやご家族にとって最適なケアを提供できるように努めています。また、主に病院内の治療方針決定や看護ケアなどの場面で生じる倫理的問題への相談や対応も行なっています。
急性・重症患者看護というと、救急・集中治療分野のみといったイメージがあるかもしれませんが、「あらゆる治療・療養の場、あらゆる病期・病態にある人々に生じた、急激な生命の危機状態に対して、専門性の高い看護ケアを提供することで、生命と生活の質(QOL)の向上を目指す」と定義されています。これを目標に日々自己研鑽しながら、専門看護師の6つの役割である「実践」「相談」「教育」「調整」「倫理調整」「研究」を行なっていきたいと思います。
緩和ケア認定看護師
「その人らしさ」を大切にケアしていきます 葛谷みどり
地域で暮らす方々が、通いなれた病院でご家族やご友人・ご近所のなじみの人たちの顔を見ながら過ごしていただけるような、緩和ケアを目指しています。そのためには、徹底した病状マネジメントを行っていく必要があります。それと同時に、患者さんとご家族の意思決定を支援し、病院やご家庭でより良い時間を過ごしていただけるよう共に考えます。患者さんとご家族の「その人らしさ」「そのご家族らしさ」をサポートしていきたいと思っています。
また、看護専門外来において「リンパ浮腫看護専門外来」を担当しています。リンパ浮腫予防のためのスキンケア・日常生活指導と、リンパ浮腫発症後の複合的理学療法に基づいたセルフケア・日常生活指導を行っています。気軽にご相談ください。
感染管理認定看護師
すべての人を感染から守るために! 中村忠之
患者さまや職員だけでなく地方の方々も含めた感染対策が進められるように日々努力し実践しています。
病院内では、病棟をラウンドしながら感染症患者さまの状況や感染対策が順守できているか確認しています。また、感染対策チーム(ICT)や抗菌薬適正支援チーム(AST)に所属し、組織横断的に活動しています。病院外では介護施設などを対象に研修会の開催や相談も受けています。
すべての人を感染から守れる社会にできるように頑張っています。
地域での感染症対策を行います 北野裕司
「感染症に怯えることのない生活」、そのためのお手伝いができればと考えています。地域の皆様と協力し、脅威となる感染症の予防と対策ができるよう努めてまいります。感染対策に関してお困りの際は、是非ご相談ください。
がん性疼痛看護認定看護師
トータルペインの視点で痛みの緩和を実践する 富永治美
がん患者さんの痛みの原因を把握し、効果的な鎮痛薬の使用をサポートし、鎮痛薬以外の痛みの緩和方法を患者さんと一緒に考えます。
患者さん・ご家族のライフスタイルを大切にした疼痛マネジメントを実践したいと思います。
皮膚・排泄ケア認定看護師
褥瘡発生0をめざして頑張っています 大音博美
平成22年に認定審査に合格し、皮膚・排泄ケア認定看護師となりました。当院では、褥瘡専従として働いています。
主に褥瘡(床ずれ)の起きる危険性のある患者さんの看護ケア計画立案のお手伝いなどをしています。
また、院内には褥瘡対策チームがあり形成外科医、理学療法士、皮膚・排泄ケア認定看護師、各病棟のリンクナースで構成されています。すでに褥瘡(床ずれ)のある患者さんに対して、毎週水曜日「褥瘡回診」を行い、患者さんの床ずれが少しでも早く治るようにお手伝いをさせていただいています。
褥瘡発生0をめざして、褥瘡(床ずれ)や、皮膚のただれなどで患者さんが病気の治療以外で苦しまれることのないよう関わっていきたいと考えています。
まだまだ未熟な私ですが、少しずつ成長していけるように頑張ります。
個別性のある看護を目指して頑張ります! 中川祐子
「平成24年に認定審査を受け、当院では2人目となる皮膚・排泄ケア認定看護師となりました。 現在は外科病棟で勤務しており、手術後の傷のケアや人工肛門造設患者さんのケアを中心に看護しています。
特に人工肛門造設術を受けた患者さんは、身体面での変化が起こるため精神的なケアを必要とします。患者さんの社会復帰を目標にチームで統一した看護が提供できるよう活動しています。
また、院内では2人体制となりますので、看護専門外来や褥瘡(床ずれ)回診で、より患者さんの個別性に合せたケアが提供できるように知識と技術を最大限に活用していきたいと考えています。
認知症看護認定看護師
患者さんの「困りごと」に焦点を当てるケアができるように 赤井信太郎
認知症を患う方が入院された時、身体の不調や環境変化による苦痛など相手に上手く伝えられないことがあります。そのようなとき、少しでも安心して療養することができるように、患者さんの「困りごと」に焦点を当てるケアが提供できるように活動しています。
みなさんの「力」になれるように 川上喜久男
平成30年に認定審査を受け、当院では2人目となる認知症看護認定看護師となりました。
現在は、認知症ケアチームラウンドや精神科リエゾンチームなどの活動を通して、患者さん一人ひとりに応じたケアを提案し、看護の質向上につながるよう活動しています。
今後も、患者さんをはじめ病院スタッフみなさんの「力」になれるように、自己研鑽に励むとともに、患者さん一人ひとりに質の高い看護を提供できるよう活動していきます。
がん化学療法看護認定看護師
安心してがん化学療法を受けていただくために 髙山さなえ
がん化学療法看護認定看護師は、抗がん剤治療を受ける患者さんとご家族を支え、安全を守っていくことを使命としています。
抗がん剤治療を受ける患者さんは、ご自身の病気に対してだけでなく、治療にまつわる不安や副作用による苦痛をかかえて治療を受けておられます。
そのような患者さんやご家族が安心できるよう、専門的な知識・技術を活かして、患者さんの「自分らしさ」を大切にした支援を実践していきたいと思っています。
救急看護認定看護師
より多くの人の生命を大切にしていきます 野上幸代
2010年に認定を受けました。
当院の救命救急センターを受診される患者さんは年間3万人を超えています。その救急患者さんは、さまざまな状況で年齢層、性別を問わず、またあらゆる場所や状況下で発生します。来院された患者さんにトリアージを行い、適切な治療を受けるまでの過程を決定し、迅速に救命処置が受けられるようにしています。
また、突然の出来事で動揺される家族の方に精神的なサポートも心掛けています。
チーム医療の架け橋となり看護の底上げをしていきたい 本田さつき
2011年に資格を取得し、2013年より長浜赤十字病院に従事し救急病棟に配属となりました。現在はICUチームに所属しています。ICU入室中の患者さん・家族の早期回復を目指して医師やリハビリスタッフ・管理栄養士・臨床工学技士・MSWなど様々な多職種と連携を取りつつ看護実践を行なっています。
ICU退室後も酸素デバイスを装着されている患者さんにはRSTでラウンドを行い、1日でも早く離脱できるように看護ケア方法を検討し病棟との連携を図り看護の底上げができるように活動をしています。また認定活動日に病棟看護師にフィジカルアセスメントや呼吸ケアを主とした看護ケア方法を伝達すると共に患者さんの状態変化に気付けるように関わっています。
みんなで同じ方向をむいてケアを提供したい 野﨑麻紀
2016年に認定を受けました。
患者の状態変化にいち早く気付き、目と手を用い、患者の命を守り、急な事態に戸惑われている家族にも向き合えるよう心掛けています。
また、災害派遣医療チーム(DMAT)に所属し、発災時に備え災害訓練などにより、自身の技能維持に努めています。そして、防ぎ得た死を減らすために地域を超えて幅広い普及活動を行っています。看護は日々の生活に密着しています。自分の五感を活かした情報収集や患者への関わりを大切に、獲得した情報から予測されることをスタッフと共有し、皆で同じ方向を向いてケアを提供したいと思っています。そして、共に看護目標が達しできた時に看護のやりがいを感じています。この達成感を味わうことができるスタッフが増えるよう共に学んでいきたいと思っています。
新生児集中ケア認定看護師
新しい家族のはじまりを支えていきたい 久保田雅美
平成24年に認定審査を受けました。現在NICUで勤務しています。
当院は地域周産期母子医療センターの指定を受け、湖東および湖北地域を中心に、何らかの理由で予定より早く生まれてしまった赤ちゃんや、病気を持って生まれてきた赤ちゃんが入院してきます。
出生直後の赤ちゃんは、全身状態も不安定で生命の危険が最も生じやすい時期です。その赤ちゃん達の言葉なきサインを読み取り、少しでも早く体外環境に順調に適応できるように最善の方法を考え、身体的・神経学的な発達を助け後遺症なき救命とケアをチームとして行っていきたいと思っています。
また、早産児や低出生体重児の出産やこどもの病気に戸惑いを抱いているご家族ひとり一人に寄り添い、家族と共に赤ちゃんの個性に合せたケアや成長・発達のサポートが行えるように頑張って活動していきたいと考えています。
集中ケア認定看護師
重症化を回避するための看護を提供します 佃美里
2014年に認定を受けました。
私は、生命の危機的状況にある患者さんに対し、重篤化を回避するための看護ケアを治療と並行してスタッフと日々ケアを行った結果、患者さんが回復に向かうことができた時、看護のやりがいを感じます。
この看護のやりがいをスタッフと共有し、看護の専門性を伝えていくことで、役割モデルとなれるように日々の実践をしています。
今後も集中ケア認定看護師として、日々の実践や相談、指導によって重症な患者さんであってもその人が生活者として病院で安楽な入院生活を送れるように援助していき、入院をやむなくされる患者さんとそのご家族が1日でも早く笑顔になれるようにこれからも支援を続けていきたいと思います。
糖尿病看護認定看護師
「聴くこと」を大切に支援しています 臼井晴美
糖尿病は、合併症を発症しないために、日々血糖値を良好に保つことが重要です。
しかし、患者さんから、「今までの食習慣や人との付き合い、不規則な仕事など様々な生活スタイルがあり、血糖値の管理をしていくことは容易ではなく、社会的にも心理的にも負担に感じている」ことをよく聞きます。
そのため私は、糖尿病に関する知識や技術の提供だけでなく、患者さんが大切にされている考え方や思いを尊重しながら療養生活を支援し、その人らしく幸せに過ごしていただけるように頑張ります。
精神科認定看護師
自分らしく生きるための支援 吉田麻美
精神科では、統合失調症や気分障害、認知症、その他様々な精神疾患を抱えた患者さんがいらっしゃいます。
お薬での治療が主体ですが、病棟では疾病教育や心理療法(認知行動療法や社会生活技能訓練)を通じて、病気を患いながらもその人の強みを大切に自分らしく生きるための支援を日々行っています。
また、精神科リエゾンチームにも所属しています。どのような入院環境下でも安心・安全に治療が受けられるよう、精神面に特化したケアサポートを行っています。
精神科は馴染みのない方も多いと思いますが、『からだ』と『こころ』の繋がりはとても大切で繊細です。皆様のこころに触れ、寄り添い、安心の伝わる看護が提供できるよう活動していきます。
患者さんの希望強みを大切に 堀江明宏
昔は特殊なイメージがあった精神科医療ですが、近年大きく変化しています。うつ病や不安症などを始めとした「こころの問題」は、特別なことではなく誰にでも起こりうる時代です。
精神科認定看護師として多くの患者様のサポートができるよう、病棟では患者さんの希望に寄り添い、強みに焦点を当てられるような看護を目指しています。外来でも地域で生活されている方の困り事について、解決のお手伝いができるよう一緒に考えていきます。また院内の精神科リエゾンチームにも参加し、身体疾患に関連する精神的な困り事などをお聴きし、身体科医療と精神科医療の架け橋となれれば良いなと考えています。
がん放射線療法看護認定看護師
患者さんに優しく、あたたかい治療環境を提供します 伊藤聡子
放射線治療は毎日継続することで最大の効果を得ることができる治療です。私は、患者さんとご家族が安心して治療を継続できるよう、有害事象悪化予防のためのセルフケア指導を行います。また、治療中の身体面・精神面のサポートをさせていただきます。患者さん一人一人に合わせて治療をすすめることができるよう、放射線治療医と診療放射線技師と協働し、チームで患者さんをサポートして治療完遂を目指します。