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重症外傷、多発外傷

当院は湖北地域唯一の救命救急センターを有しており、多くの重症外傷患者さんが搬入されます。

交通事故をはじめとして外傷の方の多くは整形外科領域の外傷を伴っており、これらの治療には精通しています。救命できるように最大限の治療を尽くすことはもちろんですが、救命センターに搬入された直後の超急性期から「助かった後の運動機能」を常に視野に入れて治療に取り組んでいます。

整形外科スタッフには高度救命救急センターでの外傷治療や集中治療の経験もある医師も在籍しています。整形外科医が一貫して全身の管理と運動器の治療を行えることが当科の外傷診療の最大の特徴です。難易度の高い骨折を伴うような場合でも救命と機能再建の両立を目指します。

内臓損傷がある場合は外科と協力し、また特殊な領域の外傷を伴う場合も院内各科との協力体制が整っています。緊急手術には24時間対応します。

多発骨折

創外固定器という器具を積極的に用いて応急処置を行いながら全身状態を安定させ、最終的な機能再建手術を行っています。

骨盤骨折

重症の場合は死亡率の非常に高い重篤な外傷です。血管塞栓術、創外固定術、ガーゼパッキング術などを組み合わせて行い、救命処置を行います。また、救命後も機能再建のためには難易度の高い手術が必要です。滋賀県内でも重症骨盤骨折を適切に治療できる施設は限られています。

軟部組織損傷

筋肉や腱、神経、血管の損傷を合併する骨折にも対応します。神経や血管の損傷は形成外科と協力して手術を行っています。また、組織欠損に対する最新の持続吸引療法(VAC療法)も滋賀県内有数の治療数を誇っています。神経や血管のみの損傷や切断指は形成外科で対応しています。

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