手術室
構造
手術室の構造は、回収廊下型です。手術室の数は7部屋で、そのうち一室がクリーンルーム、一室が準クリーンルームになっています。鏡視下手術、ロボット支援下手術、ナビゲーション下の手術にも対応出来るように、器材や設備の充実が図られています。
運営
手術室業務運営委員会(偶数月開催)により、検討・決定されています。毎日の手術受け入れは、手術部部長、手術部師長、係長で行っています。
曜日ごとに科別の手術日が決めてあり、手術申し込みは手術予定日の一週間前と決められています。しかし、救命救急センター、地域周産期母子医療センターの設置上、緊急手術も多くあります。また、骨折で入院される患者さんには高齢者の方が多く、一日でも早く手術を行いたいとの要望にも応えられるように、臨機応変に対応しております。
手術件数は、2021年度4,162件と増加しています。麻酔科管理の手術も59%を占めています。
スタッフ
手術室スタッフは、麻酔医5名、看護師29名(師長1名、係長3名を含む)、看護助手2名です。
トピックス
私たち手術室看護師は、手術を受けられる患者さんが安全で安楽にそして安心して手術を受けていただくために術前・術中・術後の看護を提供しています。
2016年より術前外来を開設しました。麻酔医による術前診察と手術にむけての説明が行われます。術前外来を担当する看護師は、説明の補足を行い、患者家族が安心して手術への準備を整えられるように関わっています。術前外来で得た情報を、手術を担当する看護師と共有し看護に活かしています。
手術件数の増加に伴い、術前・術後訪問に伺うことが困難となっています。そのため、現在行っている看護師の業務を見直し、院内での業務シフティングや委託業者の参入を検討し、看護師が本来の業務に専念できる環境を整えたいと考えています。
手術をお受けになる患者さんひとりひとりのことを考え、より安全で安心して手術を受けていただけるように、主治医・麻酔医と協力し安心安全な医療を提供していきたいと思っております。