小児科
概要
小児科は、令和4年10月現在、常勤医師12名(専門医5名)と非常勤医師7名での診療体制をとっております。
小児科の特徴
小児科は子どもを幅広くみることを目標にしており、発熱、咳嗽、腹痛などの急性疾患だけでなく、色々な慢性疾患から子育て支援、在宅医療にも取り組んでいます。その中での当院小児科の特徴としては、救急医療、新生児医療、アレルギー診療があげられます。
救急医療では救命救急センターがあることもあり、一次救急から三次救急まで年間7,000人前後の救急患者に対応しています。PALS(小児二次救命処置)インストラクターを中心に小児救急医療の普及を目指した取り組みも行っています。
新生児医療では地域周産期母子医療センターの指定を受けており、病的新生児や母体搬送の受入に365日24時間体制で対応しています。湖北・湖東地域だけでなく、県内各地から多くの新生児・母体搬送を受け入れており、1,000g未満の超低出生体重児をはじめとする病的新生児を年間400例診療しています。設備としても8台の人工呼吸器をはじめ、脳低温療法、一酸化窒素吸入療法など最新の新生児医療を行うべき環境を整えています。
アレルギー診療では日本アレルギー学会専門医教育研修施設でもあり、ガイドラインに準じた診療を行っています。特に食物アレルギーでは経口食物負荷試験を年間約100例行い、食物アレルギーの経口免疫療法も行っています。また、アレルギー性鼻炎に対するダニやスギ花粉の舌下免疫療法も行っています。その他の特徴として、児童精神科があることもあり、神経性無食欲症などの心身医学的な側面を持つ子どもの入院治療にも取り組んでいます。
外来について
新型コロナウイルス感染症流行のため、午前外来は一般外来と感染症外来に待合室も分けて診療を行っています。一般外来では、発熱を伴わない頭痛や腹痛、あるいは成長・発達の問題等を中心に幅広い症状の子どもに対応しています。感染症外来は、発熱や咳嗽を中心とする急性感染症を疑う症状の子どもに対応しています。午後外来は基本的に定期受診が必要な疾患に対応しています。そのため、午前外来は当日の受付が可能ですが、午後外来は前日までの予約制となっています。未熟児など免疫力が弱いお子さんが午後外来に受診されますので、発熱や嘔吐などの急性症状があるお子さんは、午後外来の受診を原則としてお断りしています。そのほか、予防接種、乳児検診も予約制で行っています。
お子さん一人あたりの診療時間を、午前外来・午後外来ともに約10分とれるようにしており、お話がしやすい外来を目指しています。専門外来として、神経疾患、循環器疾患、腎疾患、内分泌疾患については、滋賀医大小児科の協力の下、専門医による外来を設けています。
認定施設
- 日本小児科学会専門医研修施設(滋賀医大プログラム関連病院)
- 日本周産期・新生児学会周産期(新生児)専門医指定研修施設
- 一般社団法人日本アレルギー学会アレルギー専門医教育研修施設
主な疾患
- 食物アレルギー
- 低身長(成長ホルモン分泌不全疑い)
- 気道感染症(気管支炎、肺炎)
- けいれん性疾患(熱性けいれん、てんかん)
- 消化器感染症
- 起立性調節障害
トピックス
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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午前 1診 | 成宮 正朗 | 清水 恭代 (第1,3,5) 梅原 弘 (第2,4) |
清水 恭代 | 髙橋 俊恵 | 成宮 正朗 (第1,3,5) 梅原 弘 (第2,4) |
午前 2診 | 西倉 紀子 神経外来 |
松井 克之 内分泌 (第2,4) |
星野 真介 循環器 |
多賀 崇 血液外来 (第4) |
藤田 聖実 循環器 (第2) |
午前 3診 | 予防接種 ※1 |
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午前 4診 | |||||
午前 5診 | 担当医 感染症外来 |
担当医 感染症外来 |
担当医 感染症外来 |
担当医 感染症外来 |
担当医 感染症外来 |
午後 1診 | 山本 正仁 フォローアップ |
髙橋 俊恵 フォローアップ |
成宮 正朗 フォローアップ (アレルギー) |
山本 正仁 フォローアップ (第3を除く) |
清水 恭代 フォローアップ |
午後 2診 | 卯路 拓未 フォローアップ |
辰巳 正樹 フォローアップ |
梅原 弘 フォローアップ |
赤井 勇介 フォローアップ |
澤井 俊宏 腎臓 (第1,3,5) 佐藤 知実 リウマチ・ 膠原病 (第4) |
午後 3診 | 乳児健診 | 赤井 勇介 フォローアップ |
北野 英 フォローアップ |
藤田 聖実 循環器 (第2) |
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午後 4診 | 池野 貴弘 フォローアップ |
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午後 5診 | 予防接種 ※1※2 |
予防接種 ※3 (第2を除く) |
乳児健診 |
午前の専門外来および午後は完全予約制
診察開始時間:午後2時より
予防接種
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※1
火曜日 15:00~
ヒブ、肺炎球菌、四種混合、五種混合、ロタウイルス、不活化ポリオ、B型肝炎
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※2
火曜日 14:00~
シナジス
-
※3
木曜日(第2週を除く) 15:00~
麻疹・風疹混合、水痘、おたふく、BCG、二種混合、日本脳炎、子宮頚部癌
※BCGについては14:30~
予防接種御希望の方は、小児科外来受付にて御相談ください。
休診・代診のお知らせ
急な都合による休診情報は掲載できない場合がありますので、ご了承ください。
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副院長(兼)小児科部長(兼)リハビリテーション科部副部長(兼)言語聴覚課長
成宮 正朗 (Narumiya Seiro)
昭和62年卒
- 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本アレルギー学会専門医
- 日本小児科学会出生前コンサルト小児科医
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新生児科部長
山本 正仁 (Yamamoto Masahito)
平成14年卒
- 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本周産期・新生児医学会周産期専門医
- (新生児)指導医
- 日本アレルギー学会専門医(小児科)
- 臨床遺伝専門医
- 日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
- BLSインストラクター
- PALSインストラクター
- 災害時小児周産期リエゾン
- 日本DMAT隊員
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小児科部長
清水 恭代 (Shimizu Yasuyo)
平成15年卒
- 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
- 出生前コンサル小児科医
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小児科部副部長
髙橋 俊恵 (Takahashi Toshie)
平成19年卒
- 日本小児科学会小児科専門医
- 日本小児科学会出生前コンサルト小児科医
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小児科部副部長
梅原 弘 (Umehara Hiromu)
平成21年卒
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医師
北野 英 (Kitano Ei)
平成29年卒
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医師
赤井 勇介 (Akai Yusuke)
平成30年卒
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医師
大島 真衣 (Oshima Mai)
平成30年卒
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医師
辰巳 正樹 (Tatsumi Masaki)
平成30年卒
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医師
池野 貴弘 (Ikeno Takahiro)
平成30年卒
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医師
卯路 拓未 (Uro Takumi)
令和3年卒
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医師(非常勤)
多賀 崇 (Taga Takashi)
昭和61年卒
- 日本血液学会血液専門医・指導医
- 日本小児科学会小児専門医・認定指導医
- 日本がん認定医機構認定医・暫定教育医
- 日本小児血液・がん学会認定小児血液・がん専門医・指導医
- 日本造血細胞移植学会造血細胞移植認定医
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医師(非常勤)
桑原 直樹 (Kuwabara Naoki)
昭和62年卒
- 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本小児循環器専門医
- 日本小児循環器学会評議員
- ASD・PDA閉鎖栓治療術者
- ASD・PDA閉鎖栓治療指導術者
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医師(非常勤)
澤井 俊宏 (Sawai Toshihiro)
平成11年卒
- 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
- 日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
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医師(非常勤)
松井 克之 (Matsui Katsuyuki)
平成11年卒
- 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本内分泌学会内分泌代謝科(小児科)専門医
- 日本内分泌学会内分泌代謝科(小児科)指導医
- 日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
- 日本糖尿病学会専門医
- 日本糖尿病協会療養指導医
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医師(非常勤)
星野 真介 (Hoshino Shinsuke)
平成14年卒
- 日本小児科学会小児科専門医
- 日本循環器学会小児循環器科専門医
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医師(非常勤)
西倉 紀子 (Nishikura Noriko)
平成15年卒
- 日本小児科学会小児科専門医
- 日本小児神経学会小児神経専門医
- 日本てんかん学会てんかん専門医
- 日本小児精神神経学会認定医
- 日本臨床遺伝専門医
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医師(非常勤)
佐藤 知実 (Sato Tomomi)
平成18年卒
- 日本小児科学会小児科専門医・指導医
- 日本小児神経学会小児神経専門医
- 日本てんかん学会てんかん専門医
- 日本小児精神神経学会認定医
- 日本臨床遺伝専門医
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医師(非常勤)
藤田 聖実 (Fujita Masami)
平成22年卒