平成27年4月より済生会滋賀県病院を基地病院とする「京滋ドクターヘリ」を運行しています。運航範囲は滋賀県全域と京都府南部、福井県嶺南地域です。
ドクターヘリの運航により、搬送時間の短縮、重篤患者の救命率向上と後遺症の軽減などの効果が期待できます。
ドクターヘリには、医療用機器等を装備した専用のヘリコプターに、救急医療の専門医・看護師等が搭乗し、湖北地域に32ヶ所ある離着陸場(ランデブーポイント)で救急車とドッキングし、医師がその場で治療を開始すると同時に、救命救急センター等の医療機関に航空搬送をします。
フライトドクターより連絡を受けた救命救急センターの救命救急専門医は、病院屋上のヘリポートで患者の受入を行い、専用運転のエレベーターによりいち早く救命救急センターに収容し継続的な救命処置とより詳しい検査(CT、MRI、血管造影等)を実施します。
また、「滋賀県防災ヘリコプター(防災航空隊)」は山岳事故や河川・湖上における水難事故等において機能を発揮し、消防署のレスキュー隊員が現場救出を行った後、ワイヤー等でピックアップし、機内に収容したのち救命救急センター等の医療機関に航空搬送をします。