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災害への取り組み

赤十字社は戦争災害や自然災害などで傷ついた方々を支えるための組織であり、当院もその一員として設立以来災害医療に関わってきました。
災害医療に従事することは長浜赤十字病院の重要な使命です。

  • 地域災害医療センター(地域災害拠点病院)
  • 滋賀県基幹原子力災害拠点病院
  • 救護班

赤十字はなぜ災害救護を行うのか

1965年に開催された第20回赤十字国際会議で赤十字基本原則が決議・宣言されました。それらは①人道、②公平、③中立、④独立、⑤奉仕、⑥単一、⑦世界性、の7つであります。このうち「①人道」は最も基本的な原則とされ、この実現のために赤十字は活動しています。

国際赤十字・赤新月運動は、戦時において差別なく負傷者に救護を与えたいという願いから生まれ、あらゆる状況下において人間の苦痛を予防し軽減することに、国際的・国内的に努力する。その目的は生命と健康を守り、人間の尊重を確保することにある。

(第20回赤十字国際会議)

元々「人道」の概念は戦争中に傷ついた人に敵味方差別無く救護を与える為に生まれましたが、現在では自然災害なども含めたあらゆる状況において人々の苦痛を軽減し、生命と健康を守り、個人の尊重を確保することと考えられています。これが赤十字が災害救護を行う理由なのです。

日本赤十字社が行う国内救護の法的根拠

日本赤十字社はジュネーブ諸条約や赤十字国際会議決議などに基づき、「日本赤十字社法」に基づき設立された組織です。様々な法律などに基づいて活動を行っています。

国内救護の対象

前述の様々な法律の中で指定公共機関等に指定されており、救護活動を行うことが業務とされています。長浜赤十字病院もいかなる状況にも対応出来るよう、日々準備と訓練を行っています。